Momonogakkou

『語る者』から『聴く人』へ

〜物語と魂の変容のための12ヶ月〜

『ねっこ小人の12ケ月』

メルヒェン(素話)+唄と絵と詩

Waldorf Nature Art School × 色とリズム
2025年11月 開講|Zoom講座(12ヶ月/全22回)

わたしは、語る人でありたい
物語の奥にひそむ 光の種を
そっとことばにのせて 
手渡す人でありたい

わたしは、聴く人でありたい
子どもたちの心に
世界のささやきに
まだ芽吹かない声に 
耳を澄ませる人でありたい

語りながら 聴き
聴きながら 語る

そのあいだにある 小さな余白に
ほんとうのものが 宿るから

わたしは、その営みを生きていたい
ひとつひとつのことばが
だれかの 魂の光と なりますように

この講座について

この世界に生きることの美しさと悲しみ、
目に見えないものとのつながりを思い出しながら――
物語と動き、祈りと手しごとを通して、
シュタイナー教育の霊的な根にふれる一年の旅が始まります

◆この講座で育まれる5つの柱

シュタイナー思想に基づくメルヒェン(素話)

— 物語の奥にひそむ “光” を生きる —

❖ 子どものためにだけではなく、魂のために
語り手の口から静かに紡がれる、昔話
そこには、はるかな記憶のような安らぎと、言葉にできない深い力があります。

シュタイナーが「魂の糧」と語ったメルヒェン。
それは、ただの空想話ではなく、人間の魂が歩む“霊的な旅”そのものを映し出す、象徴の世界です。

❖ メルヒェンは、魂の地図
王子や王女、魔女や小人、森や道具たち—
それらはすべて、わたしたち自身の中にある、魂の一部を映す存在です。
困難に立ち向かい、導きを受け、
やがて祝福に至る物語は、
わたしたちの人生そのものを描いています。

この講座では、シュタイナーの思想に基づいて、
メルヒェンを外側から読むのではなく、内側から生きるように感じていきます。

メルヒェンは、読むものではなく、生きるもの。
そして、語ることは、在り方そのものに直結しています。

シュタイナーの語る世界観を土台に、
私たちの語りが、誰かの魂に光を届ける灯火となりますように。

ライゲン(輪舞)

― からだと魂がひとつになる、祈りのうたと動き ―

ライゲンとは、ドイツ語で「輪」「環」「連なり」を意味する言葉に由来し、歌と詩と動きを一体として行う、円環の遊び・舞いのようなものです。
シュタイナー教育では、特に幼児期(0〜7歳)の子どもたちにとって非常に重要な「芸術的・霊的な運動」として位置づけられています。

❖ ライゲンは、「世界と調和して動くこと」
体操や遊戯ではありません。
それは、自然界のリズム(春夏秋冬・朝昼晩・植物の成長など)と人間の魂の動きとを響き合わせる、霊的な身体行為です。

春には芽吹くように、
夏には太陽に向かって開き、
秋には収穫を喜び、
冬には静けさの中に眠る…

こうした自然の姿が、言葉と動きと音楽で象徴的に表現されるのがライゲンです。

祈りと魂の自己教育

― 日々の営みを、霊性の目で見つめなおす ―

この講座の根底には、「自己教育」というシュタイナー思想の核心が流れています。
私たち大人がまず、自らの内なる魂に目覚め、世界と響き合いながら変容していくこと。
それこそが、子どもたちに本当に手渡すことのできる「教育」そのものです。

❖ 霊的なまなざしで、日常を見つめなおす

洗濯を干す、食事を整える、眠る前に子どもを抱く――
日々のひとつひとつの行為の中に、祈りと芸術が宿っているとしたら…
私たちの暮らしそのものが、魂の成長を促す道となるのです。
この講座では、知識や技術の習得を越えて、
「どう在るか」「どう世界と関わるか」に意識を向け、
シュタイナーの霊学に根ざした“魂の芸術”として、自らの生を育み直します。

唄と詩

アントロポゾフィでは、「言葉」や「音」はただの情報ではなく、宇宙の秩序そのものが現れた形だと考えられています。

たとえば、
• 音には響きがあり、
• 言葉には「力(ロゴス)」があり、
• 詩や唄には霊的なリズムと調和が流れています

それらは、子どもたちの身体をとおして、魂の内的な秩序・美・生命力として育まれていきます

詩や唄は、感情の深み沁み入る「響きの祈り」。
言葉の響きが、魂の奥に静かに降りそそぎ、
子どもと世界をつなぐ橋となってゆきます。

手しごとと人形劇

❖ “つくる”ことは、“祈る”こと

子どもたちの目の前にそっとあらわれる人形。
それは言葉も表情も多くを語りません。
けれど、子どもたちの魂は、深く静かに、その存在を感じ取ります。

シュタイナー人形劇における人形とは、
情報を伝えるものではなく、魂と魂をつなぐ“霊的な媒介者”。

この講座では、シュタイナー思想に基づいた視点から、
人形劇のための人形を手で形づくり、心で命を吹き込む在り方を、丁寧に学んでいきます。

「シュタイナー思想に基づく手仕事と人形づくり」は、
霊的なまなざしと共に行う“人間の本質に触れる芸術的行為”であり、
魂に祈りを織り込みながら、手をとおして自己教育と世界との関係を織り直す時間です。

このような方へ

• 日々を静かな芸術として生きなおしたい方
• メルヒェンを魂の糧として手渡したい方
• 子どもたちとリズムと秩序のある時間を分かち合いたい方
• シュタイナー教育を霊的・体験的に学びたい方
• 自分の声と手を通して祈りの場”を創り出したい方
• 美しいものを未来へ手渡したいと願う、すべての大人へ

講座詳細

期間:2025年11月〜2026年10月(全12ヶ月/22回)
開催方法:Zoom(録画視聴可)
時間:月2回・土曜 10:00〜12:00
内容:メルヒェン(素話)/ライゲン/唄と詩/手しごと/人形劇/祈り/思想背景の学び
教材:必要に応じて、年数回手しごとキットをお届けします

開催日(予定)

2025年
11月15日・29日|12月13日・27日

2026年
1月24日|2月14日・28日|3月14日・28日|4月11日・25日
5月9日・23日|6月13日・27日|7月11日・25日|8月8日
9月12日・26日|10月10日・24日

募集説明会のご案内

Zoom開催|約1時間|参加費:1,500円
 A:8月29日(金)21:00〜
 B:8月30日(土)10:00〜
 C:8月31日(日)21:00〜

お申し込み方法

以下を明記のうえ、Instagram DMまたはメールでお申し込みください。
• お名前
• 年齢
• お住まいの都道府県
• ご希望日(第一希望/第二希望)

宛先:
Instagram @色とリズム
メール irotorizumu●gmail.com (●を@に変更してください)

最後に

この場にいらっしゃる多くの方が、
最初は「子どものために」と思って、一歩を踏み出されました。
けれど、扉をひらいてみれば、そこに広がっていたのは、
どこまでも深く、わたしを知る旅の道でした。

子どもに語るために、
子どものために縫うために、
子どもがよろこぶようにと祈りながら歩き始めたのに、
いつしかその営みは、わたしたち自身の魂を育て直す時間となっていたのです。

そうして、自らの歩みとまなざしをとおして、
今、子どもたちを見守る大人たちがここに在る。
そのこと自体が、どれほどの祝福でしょう。

そしてまた――
そんな大人たちに見守られながら日々を生きる子どもたちも、
確かに、わたしたちを導いてくれる存在であるということに、
気づかされていきます。

共に歩むとき、
わたしたちは、学び合う存在になります。
それは、決して一方向の“教える-学ぶ”ではなく、
魂と魂が響き合いながら育ち合う、いのちの交わりです。

この場で紡がれているのは、
単なる知識や技術ではありません。
かけがえのない、ともに生きる時間なのです。

最後に

この場にいらっしゃる多くの方が、
最初は「子どものために」と思って、
一歩を踏み出されました。
けれど、扉をひらいてみれば、
そこに広がっていたのは、
どこまでも深く、
わたしを知る旅の道でした。

子どもに語るために、
子どものために縫うために、
子どもがよろこぶようにと
祈りながら歩き始めたのに、
いつしかその営みは、
わたしたち自身の魂を育て直す
時間となっていたのです。

そうして、自らの歩みと
まなざしをとおして、
今、子どもたちを見守る大人たちが
ここに在る。
そのこと自体が、
どれほどの祝福でしょう。

そしてまた――
そんな大人たちに見守られながら
日々を生きる子どもたちも、
確かに、わたしたちを導いてくれる
存在であるということに、
気づかされていきます。

共に歩むとき、
わたしたちは、
学び合う存在になります。
それは、決して一方向の
“教える-学ぶ”ではなく、
魂と魂が響き合いながら育ち合う、
いのちの交わりです。

この場で紡がれているのは、
単なる知識や技術ではありません。
かけがえのない、
ともに生きる時間なのです。

参加者の声から

はじめて人形を動かした日、
緊張のなかにそっと立ち上がってきたのは、
指先から伝わってくる人形の温もりでした。
その温もりが、いつのまにか自分の内側と外側のまなざしを調え、視点が変わり、ほどけていくような体験となりました。

手仕事が得意ではなかったわたしが、
ひとつひとつを自分の手で紡ぎ、形となって現れていく時間に夢中になり、
やがてその人形たちに命が吹き込まれていくのを感じたことは、忘れられない大切な感覚となりました。

苦手意識を超えて、自分のペースで丁寧に紡ぎ、
出来上がった人形がわたしの自信にもなってくれました。

語るという行為は、「読む」こととはまったく違うものでした。
たくさん練習したあと、最後は自分を手放し、
見えない何かに導かれるように語るという体験は、
わたしにとって“魂の道”への入り口のように感じられました。

画面の向こうから見守る先生方のまなざしのあたたかさに支えられながら、
自分もまた、誰かを信じて見守る存在でありたいと思うようになりました。
子どもたちと向き合うわたしの眼差しも、少し変わってきた気がします。

メルヒェンだけでなく、魂の暦、ライゲン、ぬらし絵、手仕事…
それぞれの学びが、点と点としてではなく、やがて一本の線になり、
霊的な次元へとつながっていくことを体験として感じました。

手を動かしながら、自分の内なる力が育っていく。
魂の成長へとつながっていく。
そんな静かな確信が、学びのたびに胸に宿っていきました。

どの学びにも、その奥には“目に見えないもの”が流れています。
それを丁寧に読みとく感性を育てながら、
愛のある意思と智慧へと変えていけたらと、今はそう願っています。

人形劇をやってみたことで、語り手としての在り方にも、
動かす手の祈りにも、また新たに気づくことができました。

上手くできたかどうかではなく、
“この場があること”が、なによりもありがたかったのです。
感謝の気持ちでいっぱいです。

徳田陽子
(色とリズム)

人生の経験を重ねるうちにこの世界で出会った美しいものたち、美しい魂に導かれて、今私はここにいます。

子どもたちが遊びこむ姿、全身でお話を聞く姿、傍らで手仕事をしたり歌う大人の姿や子どもたちへの眼差し・・・シュタイナー園での日々の営みは全てが尊く祈りの時間の連続です。

そういった感覚は本を読んだり聞いたりするだけでは、なかなか身についたり伝わるものではありません。

時代の変化についていくのが精一杯の世の中ですが、本来の自分を取り戻すためにも、 まずは私が立つことから始めていかなくてはなりません。

そこに揺るぎない一人の存在があるといういうことは、子どもたちにとってどれだけ大きなことか。都会に暮らしていても、シュタイナー園に通っていなくても、そんな場を作り出すことはできるのではないかと思っています。

自然とともに生きるとは?
これまで培ってきた経験をもとに出会ってくださった皆さんと場を共にしながら、 会を作り上げて行けたらと思っています。

神戸市生まれ大阪市在住
明石高校美術科
武蔵野美術大学短期大学部美術科卒

美大卒業後、結婚、出産を経て
2011年より
『色とリズム』の活動をスタート
シュタイナー幼児教育に携わりながら自然との共生をテーマに植物染色、シュタイナー思想をベースとした糸かけや染色のワークショップ、展示など全国各地で開催

『エクストラレッスン』
グループセッティングコース修了
『モモのがっこう』
シュタイナー手しごと教師養成講座二期生

秋山良子
(Waldorf Nature Art School)

自然と人間のあいだに、響きがある。
言葉の奥には、霊が宿っている。
わたしの仕事は、語ること、縫うこと、祈ること。
でもほんとうは、世界と子どものあいだに立ち、沈黙を聴くことかもしれません。

山の麓での暮らしのなかで、
火をおこし、針を動かし、野草にふれながら、
ひとりひとりの魂の風景に寄り添うように、
シュタイナーの霊学と教育を紡いできました。

ことばでは語りきれないものを、
色にし、音にし、形にして、
子どもたちと、大人たちと、響き合う場をひらいています。

1999年
仙台ネイチャースクールを立ち上げ、
森の幼稚園、自然学校を開校
障がいのある子ども達の
アートクラスを運営

病を機に、山暮らしを始め、 大人には森の暮らしの手しごとを、
こどもたちには、自然と芸術を織り交ぜたクラスを開催中
「waldorf nature art school 」主宰

現在主催している事業
・シュタイナー思想に基づく星々の巡り講座
・シュタイナー思想に基づく芸術療法
・シュタイナー手しごと教師養成講座
・春夏秋冬季節と巡るシュタイナーの手しごと講座
・家族のための自然療法講師養成講座