〜パーマカルチャーと
シュタイナー教育を礎に〜
農的暮らしと生活芸術講座
waldorf nature art school
農なる営みは、
食べるためだけの仕事ではありません。
それは、世界と関係を結び直す道であり、
自身の在り方に通じる旅です。
この講座を通して、
生活に、光を注ぐことができますように。
素朴な日々の中に、
歓びを見いだすことが
できますように。
人生そのものが祝福であることを、
静かに学んでいけますように。
農なる営みは、
食べるためだけの
仕事ではありません。
それは、世界と関係を
結び直す道であり、
自身の在り方に通じる旅です。
この講座を通して、
生活に、光を注ぐことが
できますように。
素朴な日々の中に、
歓びを見いだすことが
できますように。
人生そのものが祝福であることを、
静かに学んでいけますように。
暮らしの原風景
山があって、田んぼがある。
風が吹き、草花が揺れ、
鳥の声が聴こえる。
おじいちゃんがいて、
おばあちゃんがいて、
子どもがいて、
そして、わたしがいる。
季節ごとにいただく実り。
そして、わたしたちはそれをいただく。
たのしいことも、苦しいことも、
よろこびも、悲しみも、
すべては巡りの中にあります。
胸に広がるこの世界は、
遠いどこかの物語ではなく、
わたしの中に、
そして、わたしたちの中にある
脈々と流れる原風景です。
原風景とは、
どんなに時代が進んでも
人が求めてやまないもの。
深層の記憶のようなものなのかもしれません。
私たちは、
ただ昔に戻りたいのではありません。
人間が一度、手放さざるを得なかったものを、
今の私たちが自らの意思で、
もう一度この手で手繰り寄せ、
新しく編み直していきたいのです。
つながりを取り戻すということ
人と大地、人と自然、人と動物、
つながっていると感じられるとき、
安心して生きることができます。
けれど現代の暮らしの中で、
その「つながり」は、
いつの間にか細く、遠いものになってしまいました。
この学びの場は、
農的な暮らしを入り口に、人間存在そのものを
もう一度育て直していくための場です。
知識を集めるためでも、
技術を身につけるためだけでもありません。
暮らしの中で、
自分自身との関係を取り戻し、
人や自然との結び目を、
静かに、丁寧に、結び直していく時間です。
この講座で大切にしていること
1|関係を育てること
パーマカルチャーは、
単なる農法やデザイン技術ではありません。
土地や生きもの、人との関係性を
どう結び、どう続けていくかを
問い続ける実践です。
まず「自然を変える」のではなく、
自然に耳を澄ますことから始めます。
2|人間存在を学びの中心に置くこと
シュタイナー教育が見つめてきたのは、
人間を「育ち続ける存在」として捉える視点です。
この講座では、
暮らしの中で体感する人間観として、
シュタイナーの視点を用います。
3|生活そのものを「芸術」として扱うこと
ここでいう生活芸術とは、
特別な才能のことではありません。
日々の選択や行為、
関係の結び方そのものを、
祈りと責任をもって生きる姿勢のことです。
プログラム概要
本講座は、
2年間・三日間×全10回の現地講座 と、現地講座のない月に行う月1回のオンライン講座 で構成されています。
同じ土地に通い、
同じ仲間と出会い続け、
時間を重ねながら、
学びと実践をじっくりと深めていきます。
本講座は、2年間・三日間×全10回の現地講座 と、現地講座のない月に行う月1回のオンライン講座 で構成されています。
同じ土地に通い、
同じ仲間と出会い続け、
時間を重ねながら、
学びと実践をじっくりと深めていきます。
◆各回の構成(3日間)
1–2日目|パーマカルチャー実践
土地を読む/関係を結ぶ/場を整える
3日目|シュタイナー教育・植物学
人間観・植物学・内的理解の統合
◆現地講座 スケジュール
世界に出会う年
― 植物の「生き方」を読む ―
植物は、
地・水・風・火という世界の力を、
根・葉・花・種として生きています。
はじまりの一年は、
植物の姿を通して、
世界の力がどのように働き、
人間の身体・感情・意志と
どのように響き合っているのかを、
観察し、味わい、暮らしへとつなげていきます。
《テーマ》
冬を越え、いち早く世界に触れる野草たちの姿を通して、「生きることのはじまりにある意志」を見つめます。
⸻
〇パーマカルチャー実践(1-2日目)
・みんなと分かち合う時間
・土地を読み解くワーク
・ヒューゲルベットづくり
(伐採木と落ち葉を用いた生命循環のベッド)
〇シュタイナー教育・植物学(3日目)
主:地(Earth)/副:風(Air)
・地表に張り付くように生きる姿
・風に触れやすい低さと広がり
・冬を越え、すぐに世界と接触する形
問い
・なぜ野草たちは「低く」生きるのか
・世界に最初に触れるのは、どこなのか
〇わたしへ繋げる
・七草・野草料理
・春の身体(巡り・解毒)
・始める前に、まず整える
《テーマ》
芽吹いた生命が、水・光・風を受け取りながら、世界へと広がっていく過程を見つめます。
⸻
〇パーマカルチャー実践(1–2日目)
・苗の定植
・境界づくり
・フィールド水脈づくり
・ウッドチップ敷設
〇シュタイナー教育・植物学(3日目)
主:水(Water)/副:風(Air)
・葉は水を巡らせる器官
・葉は空気と光に触れる面
・地下部との呼吸するようなバランス
問い
・何を受け取り、何を手放しているのか
・感情はどのように世界と行き来するのか
〇わたしへ繋げる
・葉を食べる
・呼吸・皮膚・感情
《テーマ》
外へ広がる夏の世界の中で、植物が静かに内側へと力を戻していく姿を見つめます。
⸻
〇パーマカルチャー実践(1–2日目)
・刈草と羊の糞による堆肥づくり
・鶏小屋づくり
〇シュタイナー教育・植物学(3日目)
主:地(Earth)/副:火(Fire)
・鱗茎という地下器官
・匂いという見えない拡散
・内へ戻る力
問い
・境界とは何か
・内なる火はどう守られるのか
〇わたしへ繋げる
・保存食
・免疫・境界・回復
《テーマ》
成熟し、次へと手渡していく植物の姿を見つめます。
⸻
〇パーマカルチャー実践(1–2日目)
・秋作の植え付け
・動物と循環
・堆肥・微生物・コンポスト
〇シュタイナー教育・植物学(3日目)
主:火(Fire)/副:風(Air)
・花から実へ
・種への凝縮
・一年草の完結
〇わたしへ繋げる
・種を食べる
・記憶・保存・次世代
《テーマ》
外界が静まり、生命が内へ沈む冬。見えない成長に耳を澄まします。
⸻
〇パーマカルチャー実践(1–2日目)
・バイオネストづくり
・薪棚づくり
・第二エリアのデザイン
・新フィールドの開墾
〇シュタイナー教育・植物学(3日目)
主:地(Earth)/副:水(Water)
・根の肥大
・水分を含む身体
・冬に進む成長
〇わたしへ繋げる
・冬の身体
・養生・内省
世界を引き受ける年
― 法則・調和・人間の役割 ―
二年目は、
完成された答えをなぞる一年ではなく、
一年目に実際に起きた変化を受け取りながら、
学びと実践が、その都度立ち上がってくる一年です。
植物から始まった私たちの世界を観るまなざしが、
鉱物・動物・人間へと広がり、
人間がこの世界の中で果たす役割を、
より立体的に見つめていきます。
◆オンライン講座について
現地での学びを日常へと沈め、内側で育てていくため、
現地講座のない月に 月1回のオンライン講座 を行います。
現地での学びを日常へと沈め、内側で育てていくため、現地講座のない月に 月1回のオンライン講座 を行います。
一年目|世界に出会う年
読書会 + ぬらし絵(自然のモティーフ)
シュタイナーの人間観・自然観に関わるテキストを読みながら、色の体験として身体と魂に沈めていきます。
二年目|世界を引き受ける年
読書会『百合と薔薇』+ 自然観察
自然観察を通して、「観ること」「聴くこと」「関係を結ぶこと」を深めます。
参加概要
・開催期間:2年間
(三日間×全10回+月1回オンライン)
・定員:少人数制(7名程度)
講師紹介
それぞれ異なる道を歩みながら、
「人が世界とどう関係を結んで生きるのか」を
暮らしと実践を通して問い続けてきた私たちがお伝えします。
井本 球
(いもと・きゅう)
パーマカルチャーデザイナー
井本 球(いもと・きゅう)
パーマカルチャーデザイナー
自然と人間の関係を、
「利用」ではなく「対話」として捉える
パーマカルチャー実践家。
人が暮らすことで、
自然もまた豊かになっていく。
その可能性を信じ、
農・土・水・動物・人の営みを
ひとつの循環として読み解きながら、
各地で土地の再生と暮らしの設計に携わってきました。
無農薬・無肥料で育った作物の味に触れた体験から、
人と大地が一つであるという感覚を、
身体を通して深く受け取っています。
本講座では、
完成されたデザインや正解を示すのではなく、
土地の声に耳を澄まし、
「伴走者」として、
関係がゆっくりと立ち上がっていくプロセスを
参加者と共に体験し、
共に作っていけることを楽しみにしています。
「自然をどう変えるか」ではなく、
「自然とどう関係を結ぶか」。
その問いを、頭だけでなく、
身体と時間を通して体験的に学ぶ場をひらきます。
清水 絢子
(しみず・あやこ)
蔵王・星々と植物研究所 主宰
里山おうちえん 主宰
清水 絢子(しみず・あやこ)
蔵王・星々と植物研究所 主宰
里山おうちえん 主宰
植物と共に暮らし、
人と自然がどのように関係を結び直していけるのかを、問い続けてきました。
大学では植物を専門に学び、卒業後は宮城県の公立高校にて10年間、生物学を伝える。
その後、出産をきっかけに、「暮らしそのものが教育である」という思いを深め、
仲間と共に認可外保育園「里山おうちえん」を立ち上げる。
衣・食・住を生み出す日々
また、日々の植物観察をもとに、野草料理や薬草染めなどを実践し、
植物の叡智を暮らしの中に取り戻す営みを続けている。
植物を地・水・風・火の力を生きる存在として見つめ、その姿から、
人間の生き方や在り方を読み解くことを大切にしています。
本講座では、
季節の移ろいの中で植物を観察し、描き、味わい、
暮らしにつなげながら、植物・大地・人との関係が
どのように育っていくのかを、参加者と共に確かめていきます。
植物の「生き方」に耳を澄まし、そこから立ち上がってくる問いを、
それぞれの暮らしへと持ち帰るための
学びの場に立ちます。
秋山 良子
(あきやま・よしこ)
Waldorf Nature Art School 主宰
モモのがっこう 主宰
秋山 良子(あきやま・よしこ)
Waldorf Nature Art School 主宰
モモのがっこう 主宰
色・かたち・手仕事・物語をとおして、
人が世界と出会い直すための営みを、続けてきました。
森のようちえんや自然学校、
シュタイナー教育の実践の場に身を置きながら、
人が育つとはどういうことか、
人間が人間であるとはどういうことかを、
暮らしと人生そのものを通して問い続けてきました。
シュタイナー教育の中で大切にされているのは、
知識を積み重ねることではなく、
感じること、味わうこと、行為することを通して、
体験を魂の奥へと沈めていく学びです。
自然の事象に出会い、
それを受け取り、
その体験が自分の内でどのように響くのか。
そして、その響きを携えて、
与えられた人生をどのように生き、
創造的に行為していくのか。
シュタイナー教育とは、
そのための道であると理解しています。
本講座では、
自然と出会ったとき、
自分の内に何が起こるのかを委ねて見つめながら、
それぞれが「わたしに出会う」旅を歩んでいくための、
伴走者として、この場に立ちます。
秋山 忠義
(あきやま・ただよし)
自然学校 元校長/森の幼稚園 元園長
秋山 忠義(あきやま・ただよし)
自然学校 元校長/森の幼稚園 元園長
自然学校長、森の幼稚園園長として、
長年にわたり、子どもと自然のあいだに立ち、
暮らしと教育の現場を育んできました。
本講座が行われる場にあるアトリエは、
わたしが廃材を用いてセルフビルドしたものです。
素材に触れ、手を動かしながら、
人が自然とどのように関係を結び、
住まい、働くのかを、実践を通して問い続けてきました。
現在は、二匹の羊と共に暮らしながら、
土地のリズムに寄り添う日々を営んでいます。
シュタイナー学校では「家づくり」の授業を担当し、
考える前に手を動かすこと、
素材と対話すること、
人が世界に参加するとはどういうことかを、
体験として伝えてきました。
本講座では、
常に前に立って教える立場ではありません。
土地の変化、人の動き、場の呼吸を感じ取りながら、
必要なところに静かに手を入れ、
この学びが根を下ろしていくための
場の土台を整え、支える存在として関わります。
よくある質問
はい、ご参加いただけます。
本講座は、知識や技術をすでに持っていることを前提としていません。
大切にしているのは、
土地や自然、人との関係に「耳を澄ます姿勢」です。
経験の有無にかかわらず、
それぞれの立ち位置から学び合える場を目指しています。
問題ありません。
本講座で扱うシュタイナー教育は、
理論や思想を学ぶためのものではなく、
暮らしの中で体感する人間観として扱われます。
初めての方にも、
言葉と実践を行き来しながら、
丁寧にお伝えします。
はい、可能です。
作業は無理のない範囲で行い、
年齢・体調・その日の状態に応じて、
関わり方を選んでいただけます。
講座はすべて日中で完結する設計となっており、
県外の方など宿泊が必要な場合は、ご相談ください。
本講座は、
二年間を通して関係性を育てていく連続講座です。
そのため、原則として
途中参加・単発参加は行っていません。
ただし、状況によっては
個別にご相談をお受けする場合もあります。
説明会では、
・講座全体の流れと設計意図
・なぜ「二年間」という時間が必要なのか
・パーマカルチャーとシュタイナー教育の統合について
・各講師の立ち位置と役割
・実際の関わり方、場の空気
・ご自身の今の状況に合うかどうか
などを、
言葉だけでなく、姿勢や在り方も含めて
丁寧にお伝えします。
説明会のご案内
この学びに、
少しでも心が動いた方へ。
土地と出会い、人と出会い、
時間と出会いながら、
二年間という長いリズムを共に生きていく学びの場です。
だからこそ、
私たちは説明会という出会いの場を大切にしています。
説明会は、
・なぜ、この講座をひらこうとしているのか
・どのような姿勢で、土地・人・学びと向き合っているのか
・この場が、どんな質の時間を大切にしているのか
そうしたことを、
言葉だけでなく、
在り方や空気感も含めて分かち合う時間です。
同時にそれは、
参加を検討される方ご自身が、
・いまの自分の状態に、この学びは合っているだろうか
・二年間という時間を、どのように生きたいだろうか
・この場で、何と出会いたいのだろうか
と、自分自身に静かに問いを向けるための時間でもあります。
説明会日程
・2026年2月8日(日)20:00〜
・2026年2月9日(月)20:00〜
※内容は両日とも同じです
※オンライン(Zoom)開催
※所要時間:約60分
本講座の説明会は、
メールにてお申し込みを受け付けています。
【記載内容】
・お名前
・ご連絡先メールアドレス
・参加希望日
・2月8日(日)20:30〜
・2月9日(月)9:30〜
・ひとこと(ありましたら)
【お申し込み先】
📩 imbolc.atelie@gmail.com
※お申し込み後、Zoomリンク等を個別にご案内します
※少人数制のため、説明会にも定員があります
※原則48時間以内に返信いたします
主催者より
人との出会い。
土地との出会い。
さまざまな縁が重なり、結ばれ、
今の私たちがあります。
自然学校、森のようちえん――
これまで幾度も創造を重ねながら、
暮らしと教育の現場に立ち続けてきました。
五十を過ぎ、人生の節目を迎え、
周囲の自然を整え、守ってこられた先人たちが
一人、また一人とこの世を去っていくなかで、
私たちは問いを抱くようになりました。
自分たちは、この世に、
何を残していけるのだろうか。
そんなとき、
思いを同じくする仲間たちとの出会いが与えられ、
この小さな森で、
自然と動物、そして人間が
ともに豊かに生きる場の創造が始まりました。
私たちは、
すでにすべてを与えられていた。
その感性が、
ここから少しずつ、開かれていくでしょう。
講座準備物について
講座申し込み後、それぞれでご準備いただくもの
• 植物観察用スケッチブック(A3サイズ)
• 筆記用具
• 学びの記録ノート
• 色鉛筆(24色程度)
• 百合と薔薇 ゲーテ・シュタイナー的自然観察への誘い(丹波敏雄 著/涼風書林 刊)
・魂の暦とともに (マンフレッド・クリューガー著/鳥山雅代 訳)
※色鉛筆は、重ね塗りがしやすく、やわらかい発色のものをおすすめします。
※上手に描くことが目的ではありません。
植物を前にして、色や線を重ねながら、感じたことをそのまま表現できるものをご準備ください。
水彩画材について
以下の水彩画材は、第1回講座の際にこちらでお渡しします。(材料費は現地で現金払いにて精算となります)
• 絵の具(基本6色)……8,580円
• 平筆(小)……792円
• 画用紙(薄)……990円 ×3セット(計2,970円)
• スポンジ……495円
• 画板(55×40cm・ウレタン加工)……2,200円
※画材は、ぬらし絵・色の体験を深めるために選定したものです。
ご家庭でご用意いただくもの
• 蓋付きの瓶(絵の具用)
• ジャム用瓶(小 5~6個/大 1個)
• 雑巾
• 新聞紙
• ヘラ(アイス棒のようなもの)
• ノリ、ハサミ、カッター
photography by Yamato Akiyama

